私たちの体には、内臓脂肪、皮下脂肪があることが有名ですが、どちらも白色脂肪細胞とよばれる脂肪を長期貯蔵するための細胞からできています。実は、その他に肩甲骨や背骨の周りには、褐色脂肪細胞という特殊な脂肪細胞が存在します。褐色脂肪細胞は特別な仕組みを持っていて、脂肪を燃やしやすい特別な脂肪組織です。体温調節に役だっています。かつて人類が極寒の大陸を渡っていったとき、背中で燃える褐色脂肪細胞がカラダを温め続けたといわれています。
白色脂肪細胞は交感神経の力で、褐色脂肪細胞に変化することが知られています。また、体温が上昇すると体脂肪も燃えやすくなります。矢澤進京都大学名誉教授が発見した辛くないカプサイシンであるカプシエイトも利用できるようになりました。辛い料理のカプサイシンを食べて運動すれば、血中に放出された脂肪酸を効率よく燃やし、燃えやすい褐色脂肪細胞を増やすことができると考えられます。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)