肌身離さず身につけることができる次世代の「ウエアラブル・コンピューター」をめぐり、米アップルがいよいよ腕時計型端末「iWatch(アイウオッチ)」の発売に踏み切るようだ。日米両国で商標登録を申請したのに続き、実用化のための開発メンバーを続々と新規採用していることが判明した。
発売すれば、ライバルの米グーグルが5月に試験販売した眼鏡型の「グーグルグラス」と、徹底比較されるのは確実。革新的な製品を世に送り出すことができず、株価も低迷が続くアップルは、かつての輝きを取り戻せるのか。その出来栄えに注目が集まっている。
給与アップで引き止め
「アップルはここ数週間、ウエアラブル・コンピューター分野の専門知識を持つ人材をアイウオッチ計画のメンバーとして積極的に採用している」
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は7月16日までに、こう報じた。