国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(アジア版)も7月16日付の紙面で中国の成長率を取り上げ、中国内でのノンバンク「シャドーバンキング(影の銀行)」による融資の不良債権化に対する懸念にも言及した。習近平政権が、不動産バブルなどの抑制策として金融引き締めを進める一方、地方政府などが自らの権益維持と拡大からインフラ投資の資金にこれらノンバンクからの借り入れを膨らませているとみられている。
構造転換は遠い道のり
記事は「中国中央政府は、規制対象の銀行システムを外れて不透明に行われている大規模な貸し出しに対応していく必要がある」と指摘した。成長と金融の安定というトレード・オフの関係にある課題を同時に追及する必要があり、微妙なかじ取りを迫られているというわけだ。