「ねじれを解消しようという人たちと、ねじれがあった方がいいという方々との戦いだ」
前原氏は「アベノミクス」によるエネルギー価格の上昇、長浜氏は政権の社会保障改革への取り組み姿勢を強く批判し、松下政経塾出身者らしく、演説にはそれなりの説得力があった。
しかし、昨年12月までの民主党政権で衆参の多数派が異なる状態に苦しめられたことを忘れたかのような「ねじれ国会のすすめ」には強い違和感を覚えた。
地元・京都選挙区で民主党が共産党の候補に敗れる事態を予感していたのか、前原氏はこうも付け加えた。
「国民国家のことを考えずに、何でも反対する『ある政党』を国会に送っていいんですか?」
17議席にとどまった民主党に次ぐ野党の獲得議席は、みんなの党、日本(にっぽん)維新の会、共産党がそろって8となった。政権奪回どころか、「振り向けば共産党」の境涯に追い込まれた野党第1党の悲哀がにじみ出ていた。