現在、わが家の押し入れには大量のレトルトカレーや缶詰が段ボールにしまわれて保管されている。南海トラフ巨大地震対策で、家庭の備蓄食料の量が「3日分」から「1週間分」に見直されたことを受け、具体的な備え方について取材をした際、自分でも実践しようと買い集めたものだ。
備蓄食料といっても特別なものは必要ないという。全国で料理教室などを展開している「ベターホーム協会」によると、普段、買い置きしていることが多いパスタやそうめん、トマトの缶詰といった長期保存が利く食品を少し多めに家庭に置いておくという発想でよいという。それを消費しては買い足す「ローリングストック」という手法で賞味期限が切れないようにする。買い出しに行く前に、わが家の台所を見てみると、レトルトカレーやコーンの缶詰など、ストックされているものが多くあった。
買い集めた勢いにのって、備蓄食品で生活してみることにした。