「あなたと一緒に死にたい」
その年の10月、米ソによる核戦争が勃発寸前となったキューバ危機が起きる。大統領がジャクリーンさんと2人の子供をワシントンから離れた核シェルターに避難させようとすると、「私も子供たちも、あなたと一緒にいる。あなたと一緒に死にたい」と、猛抗議したという。
63年8月に3人目の子供が生後2日目に亡くなった時には、「2人は寝室で一緒に泣き、ジャッキーはジャックに『これ以上耐えられないのはあなたを失うことよ』と語った」という。そして3カ月後の11月22日に46歳の大統領はダラスで暗殺された。この時、2人は愛し合っていたのか。著者は「その問いは残っている」と語る。
ジャクリーンさんは暗殺の5年後、ギリシャの海運王と再婚し94年に64歳で亡くなった。この秋、ジャックとジャッキーの長女、キャロラインさん(55)が駐日米大使として来日する。(SANKEI EXPRESS)