ある作業が完了するまで注意を続けられなくて、いろいろなものを散らかしたままになってしまう性質を生まれながらに持った人々もいます。彼らは、日常生活上は少し困難を伴いますが、新しいものを創造していく力が優れていたりするため、人類の進歩には必要な人々です。
そういった性質を持っていなくても、どの若年者もそういった傾向は持っています。ネットで行う作業は、興味あるリンクをたどったり、面白い動画や掲示板をながめたりするといった受動的な面だけでなく、ゲームをしながらチャットをするといった能動的にする側面も持ちます。
どこで中断しても問題ない作業を細切れにザッピングする行為に、若者は彼らの脳の性質から病的に依存してしまいます。こうしたネット依存に対する一番の処方箋は、情報遮断です。夜はスマホやネット端末を遮断して、きちんと寝る。時間を決めて思い切って止めてしまう。あふれる情報を遮断し、捨て去れば、本当に大切なことに耳を澄ませることができるようになります。生活をシンプルにして、良い脳を育てていくようにしましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)