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「引き分け」について話すタイミングだ (4/4ページ)

2013.9.15 10:35

  • 北方領土返還に関する主な提案=1992年、1998年、2006年、2013年
  • 新造交流船「えとぴりか」航路=北方領土。※歯舞群島は無人島
  • 北方領土・歯舞群島、色丹島、国後(くなりし)島、択捉(えとろふ)島

 北方領土も公平な審判を

 さらに外務省公式HPでは、発表されていないが、10日の日露首脳電話会談に関するブリーフィングにおいて世耕弘成(せこう・ひろしげ)内閣官房長官が「なお、五輪招致に関連しておもしろいユーモアのやりとりがあったので紹介する。プーチン大統領から『五輪招致に関して、少し心配をしているのは、ロシアの柔道家が東京五輪では金メダルを獲得することが難しくなるのではないか。審判は客観的なものであることを期待する』という話があった。これはジョークとして。安倍首相がそれに対して『20年、柔道の決勝戦は日露になるのではないか。公平な審判をさせるように心がける』という少しジョークの応酬があった。」と述べた。

 ロシアには「ジョークには部分的真理が含まれている」ということわざがある。プーチン大統領の発言は「北方領土交渉をめぐる歴史的、法的議論についても審判は客観的になりましょう」というメッセージだ。プーチン大統領は何度も、「引き分け」による北方領土問題の解決について言及している。法律論議を脇に置いて、「引き分け」の中身について政治的な話をするタイミングにきていると思う。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優/SANKEI EXPRESS

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