例年、参会者は全体で50人ほど(大半が高齢の日本人)だったが、80人を超えた2011年から変わり始めた。昨年は実に140人を数え、うちインド出身者が約100人を占めた。望月教善住職も「本年は例年になく大勢の方、特にインドの方に来ていただき、ネタジ(指導者の意。ボースの尊称)もたいへん喜ばれていると思います」と挨拶(あいさつ)したほどだ。
近年、参会者が増えた背景には、やはりインターネットの影響がある。インド出身者の場合、「フェイスブックで法要を知った」という人が多かった。そして忘れてならないのは、法要を続けてきた寺側の努力だろう。
来日して7年のインド人男性(31)も「たくさんの日本人がネタジをしのんで集まってくれたことに感激した。蓮光寺は日印を結ぶ架け橋として語り継がれるでしょう」と感慨深げだ。
来年は70回忌が営まれる。(外信部 藤本欣也/SANKEI EXPRESS)