Q なぜドコモは販売を始めたのですか
A アイフォーンを使いたい顧客が、ソフトバンクやauに乗り換える動きが続いたからです。先行した2社は乗り換えの顧客には、端末の実質負担額が0円になる優遇策を打ち出してきました。電話番号を変えずに他社に乗り換えられる「番号ポータビリティー制度」のデータによると、ドコモではここのところ毎月10万件を超える顧客流出がありました。ドコモも一部機種を実質0円とし、反転攻勢につなげる考えです。
Q 実質0円とはどういうことですか
A 2年契約にして、通信料金と分割した端末価格を毎月払う仕組みですが、端末価格分を毎月割り引く形で、実質的な0円になるとしています。契約途中で解約すると、端末の残金分を払わないといけないほか、違約金を請求される場合があります。
Q アップル社にとって新たにドコモに供給する理由は何ですか
A スマホの世界市場でみると、韓国サムスン電子が首位を快走しており、アップルは差をつけられています。アイフォーンが人気を保っている日本で6000万人超の利用者がいるドコモと組むメリットは大きいです。