ところが制作は全く進まなかった。理由は簡単。共和党が「彼女の宣伝番組だ」と猛反発したうえ、当の民主党も非協力的な態度を取ったからだ。
「100人以上の関係者に取材を依頼したが、顔出しのインタビューを承諾したのは2人だけだった。共和党も民主党もこの番組が作られることを望んではいなかった」
ファーガソン監督はAFPにこう明かし、「自分が誇れない映画を作ることはできないという結論に至った。CNNから圧力はなく、むしろ逆だった」と無念の思いを吐露した。
「候補者討論会参加しない」
CNNの発表から数時間後、NBCから発表があった。NBCの番組は約4時間のミニシリーズで、今年7月に制作が発表されていた。
ヒラリー氏役はハリウッド女優のダイアン・レインさん(48)、脚本は09年のアカデミー賞で脚本賞の候補となった「フローズン・リバー」のコートニー・ハント監督が担当。大統領夫人、母親、政治家と多様な顔を持つ彼女の歩みを描き、15年春の放送を予定していた。