ところが両テレビ局の計画にRNCが激怒し、8月16日、両社に対し、番組を中止しなければ候補者討論会には参加しないと通告。これに対しNBCの報道部門はRNCではなく、同じNBC社内の番組制作部門に猛烈なクレームをつけた。共和党からの圧力はなかったが、結局、NBC側が自主規制する形で計画が消えたという。
NBCは、2003年に保守派の批判で放送中止に追い込まれた米CBSテレビのロナルド・レーガン元米大統領(1911~2004年)のミニシリーズの二の舞いを恐れ、制作中止を決めたとの見方も出ている。
いずれにせよ、両テレビ局の番組制作中止は、政治に潰されたことは間違いない。ファーガソン監督は米ネット新聞、ハフィントンポストへの寄稿でこう怒りをぶちまけた。
「これはクリントン家の勝利であり、いまや集金マシンと化した(民主・共和)両党の勝利でもある。メディアと米国民にとっての勝利とは言えない」(SANKEI EXPRESS)