【青信号で今週も】
コオロギも鳴き始め、長袖でないと肌寒い季節になってきました。もうセミの声は聞くことはできません。大きな台風がいくつもやってきてあっという間に秋になりました。もう忘れてしまいそうですが、数週間前はまだまだ暑い日々が続いていました。今年の夏は大変な猛暑の日々でした。
人間の体は非常に精巧にできています。たくさんの酵素がその精巧な活動を支えています。酵素は触媒の働きをするタンパク質です。さまざまな酵素は、体を支える無数のタンパク質を作る一方で、不要な物質を処理したりしています。体の組織が活動を続けるためにも、アルコールを分解するためにも酵素は活躍します。酵素反応は温度に敏感です。ほぼ一定の体温に保つように、体はがんばり続けます。
われわれは暑くなれば服を脱ぎます。体は発汗し、冷たいものを好むようになります。運動を止めて日陰に避難します。寒くなれば体温を保つための褐色脂肪が燃やされ、筋肉の細かな振動が熱を発生します。その熱を逃さないように、皮膚の毛細血管は収縮し、われわれは厚着をするようになります。こういった体を一定の環境に保とうとする働きをホメオスタシスと呼びます。