トヨタは1990年代後半に開発に着手し、約2年前から公道実験を始め、実用化にめどをつけた。まず高速道路での走行に限定し、市販車に採用していく計画だ。
高速道路に限定したのは交差点がなく歩行者もいないためで、危険性が低いと判断した。ドライバーには万一に備えてハンドルに手を添えることを求める。自動運転では車線変更や追い越しはできない。
自動運転技術ではこのほか、時速40キロ以下の走行時に車道へ飛び出してきた歩行者との衝突を回避する自動ブレーキシステムを幅広い車種に搭載することも決めた。価格は10万円未満に抑える考え。
トヨタの吉田守孝常務役員は「運転支援などを通じて、死傷者を減らしていきたい」と話している。
開発でしのぎ
「夢の車」とされた自動運転車の実現が間近になってきた。人為的なミスによる事故を防ぐだけでなく、体が不自由な人や高齢者でも使える新しい移動手段としても期待を集めている。