イエレン氏は2010年にFRB副議長に就任した。FRB理事やサンフランシスコ連邦準備銀行総裁として米国の金融政策に長年携わってきた。1997~99年にはクリントン政権の大統領経済諮問委員会(CEA)で委員長も務めた。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪政治力未知数 「市場との対話」が鍵≫
イエレン氏はFRBを率いるバーナンキ議長の後継者として、早くから本命視されていた。金融市場は「政策の継続性が保たれる」と歓迎している。FRB史上初の女性議長としても期待が集まるが、一般には知名度が低い上、政権や議会と渡り合うのに必要な政治力は全くの未知数だ。
世界の市場関係者が一挙手一投足を注視し、発言が株価や為替を大きく動かすポストだけに、マーケットと対話する力も問われる。
FRBの量的金融緩和縮小が中心テーマとなった7月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議。バーナンキ議長の名代として出席したイエレン氏の「独演会」は30分以上にわたった。イエレン氏は丁寧な説明を続け、FRBに批判的だった新興国勢も矛を収めざるを得なかったという。