≪中国歓迎も米国債離れ懸念≫
中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は10月17日の定例会見で、米国の債務上限問題で「進展があったことを歓迎する」と述べた。7月末時点で外貨準備高の約3分の1にあたる1兆2773億ドル(約126兆円)を米国債で保有する中国には、ひとまず安堵(あんど)の色が広がっている。
ただ、米債務上限をめぐって来年1月にも再び混乱するリスクも残されており、中国商務省の沈丹陽報道官は17日の記者会見で、「米国債のデフォルトは世界の景気回復の足を引っ張り、ドル安を招いて中国の輸出にも影響を与える」と米政府に抜本的な解決を促した。ドル安環境の中で人民元高が続いており、引き続き警戒する必要があるとみている。
このため、中国の専門家の間では、「米国との共倒れを避けるため、米国債の保有高を減らせ」とする主張も強まっている。