伊豆大島では19日夜から雨が降ると予想され、土砂が完全に崩れきらずに不安定な状態になっている場所があることから、気象庁は少ない雨でも二次災害が起きやすいとして警戒を呼びかけた。また、大雨注意報や警報、土砂災害警戒情報を発表する基準を当分の間引き下げることを決めた。
気象庁によると、台風27号は18日午後6時現在、マリアナ諸島近海にあり、勢力を強めながら、日本列島に接近しつつある。26号とほぼ同じ進路をたどっており、24日にも伊豆大島に接近する可能性がある。
古屋圭司防災担当相は記者会見で「台風27号が来る可能性があるので、それまでに応急措置をして二次災害が起きないように万全を期す」と強調した。
二次災害に備え、大島町は18日、今後想定される被害や避難所の選定、避難者の輸送方法などについて協議。川島理史(まさふみ)町長は会見で、「19日夕までに避難勧告を出す方向で対策を進めている」と述べた。
都は神達(かんだち)地区と元町地区の2カ所に縦横1メートルの土嚢(どのう)を積み上げて沢の流れを確保する緊急対策工事を開始。国交省は新たな土砂崩れに備え、監視カメラを設置し、町と連携して二次災害の恐れがある地域を調べた。