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【軍事情勢】無人機は現代の騎兵か、魂を刈る死神か (1/5ページ)

2013.10.20 00:04

 航空自衛隊が撮影した中国軍無人機《翼龍》とみられる映像を見たとき、鹿児島県奄美大島生まれの、米陸軍特殊作戦部隊グリーン・ベレーに21年も在籍した三島瑞穂・退役曹長(2007年に69歳で逝去)の155センチの短躯(たんく)が頭に浮かんだ。馬に跨がる姿だったのは、三島氏から聴いた話が衝撃的だったせいだ。在イラン米大使館は1979年に占拠され、館員らが人質となったが、氏はその3波目の救出チームに選抜され、米ユタ州の山岳地帯で乗馬訓練を命ぜられた。航空機と砂漠を利用した最初のチームの失敗で、イランの隣国アフガニスタンの山岳地帯から馬による潜入作戦も想定されていたためだった。結局、人質が解放されたことで2波目も含め、作戦は中止された。

 中国軍が偵察を活発化

 戦場で花形だった騎兵は、戦車を主力に、随伴の自動車・機械化された歩兵や工兵など他兵科諸隊を網羅した機甲部隊に、或(ある)いは航空機で進入し兵士を降ろすヘリボーン部隊へと進化した。だが、馬の活躍余地は残る。三島氏だけでなく、2001年の米中枢同時テロ直後、GPSなど近代機器を装備する米特殊部隊員は、イスラム武装組織タリバン掃討作戦に向け、馬に乗りアフガンの山岳地帯を潜行した。三島氏の待機・訓練時に集めた情報は、「タリバン掃討に従事した後輩に役立てられた」(三島氏)。

中国軍は偵察を活発化させるはず

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