検査費用は1回99ドル(約9700円)。今回、特許が認められたのは、依頼者が自分と精子や卵子の提供者の唾液サンプルを23アンドミーに送ると、生まれる子どもの目の色や運動能力に関わる筋肉のタイプ、乳がんや大腸がんの発症リスクなどを確率的に予測する手法だ。これを使えば、利用者は、自分の遺伝子情報と、パートナーや不妊クリニックなどに保存されている精子や卵子の提供者が持つ遺伝子情報をかけあわせて解析することにより、自分が望む特徴を持った子供が生まれる確率を知ることができる。望ましい子供が生まれる確率が高まるように、パートナーや精子や卵子の提供者を選ぶことも可能になるわけだ。
「倫理的な問題大きい」
この特許について、ベルギー・ヘント大の生命倫理の専門家は、今月(10月)3日付の英科学誌ネイチャー電子版で「受精卵診断は定着しつつあるが、子どもの遺伝的特徴を選別することは倫理的な問題が大きい」と批判。予測の信頼性や特許審査プロセスにも疑問を示した。