「ボスニア戦争に行く前に若者が僕らの『HOPE』という曲を流してくれたり、2年前のロンドンの暴動について曲を発表した時も反乱した若者が耳を傾けてくれたけど、一度曲を発表してしまうと、人がどう利用するかわからない。もはや自分たちがコントロールできることじゃないけれど、聴いてくれる人がいるだけでもうれしいよ」
人種差別がさらにひどかった子供の頃の1970年代は、身を守るためにTVを見て、社会情勢をチェックしていた。
「大学でも、文学と同時に社会の動向を学んだ。本当はSFが大好きで、ウィリアム・バロウズのようなビートニクの世界に進みたかったんだけどね」
今年で結成20年目を迎える。