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【垣花正のハッピー日記】カワラノギク鑑賞会で命の洗濯を (1/2ページ)

2013.10.23 07:00

【垣花正のハッピー日記】ニッポン放送ラジオパーソナリティー、垣花正(かきはな・ただし)さん(ニッポン放送提供)

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 カワラノギクというかれんな花があります。10月から11月にかけて薄紫やピンクや白い色をした5センチ弱の花を咲かせます。かつて相模川沿いでは普通に見られた花ですが、いつしか絶滅危惧種に指定されてしまいました。

 川の上流にダムが出来て治水が進むと、洪水がなくなります。それは結構なことですが、カワラノギクにとっては死活問題。水がやっつけてくれた雑草たちがのさばってしまい、あっという間に駆逐されてしまったのです。カワラノギクは昔ながらの石ころたちがむきだしの河原にしか咲くことが出来ない「薄幸の美少女」なのです。

 そんな「美少女」にほれちゃった男たちがいます。故郷の神奈川県愛川町でカワラノギクを残したいと「愛・ふるさと」というNPO法人を立ち上げ、一切お金にならない活動を地道にやっているのです。ま、その代表者が私の友人の親父なんですが。

 友人に誘われて愛川町へ行って来ました。まだ二、三分咲きではありますが、風に揺れてけなげに咲きはじめていました。この日も真っ黒に日焼けした小倉久典代表は雑草むしりに没頭されていました。春先に種を植えて、暑い夏はひたすら雑草と戦い、夜は鹿に荒らされないか心配しながら、愛川町の田代運動公園下の河川敷に群生地を設け毎年花を咲かせているのです。

のどかな景色の中、懸命に咲くカワラノギク

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