【青信号で今週も】
私たちをウイルスや細菌から守ってくれる免疫システムには、「液性免疫」と「細胞性免疫」の2種類があります。液性免疫は、ガンマグロブリンという敵を見つけて張り付くタンパク質を使って相手をやっつけるシステムです。細胞性免疫は、免疫を担当する細胞が免疫システムを発動させたり、免疫細胞が敵を見つけて包み込んで食べてしまったりするものを指します。
体をパトロールしている警察官は細胞性免疫で、彼らの保持する拳銃から発射される弾丸が液性免疫と例えることもできます。インフルエンザウイルスのかけらが含まれるインフルエンザワクチンを皮下に接種すると、その形を体が覚えます。するとウイルスに対応した「弾丸」、つまりガンマグロブリンを作りやすくなります。素早く対応する準備が済んでいれば、インフルエンザウイルスが鼻やのどの粘膜に付着しても水際で防いだり、侵入してきても軽症で済みます。インフルエンザワクチンは液性免疫を誘導する手段です。