機能性とデザインの両立
一番の特徴は、アシックスが独自に開発したかかと部分の「ソフトクッションヒール」にある。歩くたびに「カツッ、カツッ」と鳴るヒールの音を不快に感じている女性も多いが、このソフトクッションヒールはヒール先の両外側部分と中央部分にそれぞれ異なった素材を配置。歩くとき、最初に床に着くヒールの中央部分には柔らかいウレタンを配置し、不快な衝撃を吸収してくれる。また両外側部分には硬い素材を使用しているため、重心が前に動くにつれてヒールが安定し、ぐらつきにくい構造になっている。
その安定感やフィット感は、実際に履いてみるとよく分かる。高さ7センチの新作ヒールで歩いてみると、パンプス特有の衝撃やぐらつきがほとんどない。アシックスの広報担当、鈴木亜希子さんは「実際に履いた方は、ほかにはないフィット感に驚かれるようです。安定感もあるので、7センチのパンプスでも『そんなに高いヒールとは思えない』という感想もいただきます」と話す。