まつりのステージでいつも愛嬌を振りまく「浦和うなこちゃん」。生みの親、やなせさんも毎年のように訪れ、子供らとの交流を楽しんだという。うなこちゃん誕生は、老舗「中村家」店主で、育てる会の大森好晴さんの依頼がきっかけ。やなせさんは2005年、うなこちゃんをデザインし、歌も作詞した。その後、うなこちゃんはさいたま観光大使に任命され、駅前には石像もできた。
「浦和のウナギにとって恩人のような人だった」。地元の食文化を親身に、力強く応援してくれたやなせさん。人々の熱意と愛情を原動力に、ウナギ料理は新たな歴史を育んでいくのかもしれない。(中村昌史、写真も/SANKEI EXPRESS)
■浦和のウナギ さいたま市浦和区には、江戸、明治時代からの伝統が続く老舗ウナギ料理店も多い。さいたま観光国際協会や、さいたま市の伝統産業を紹介するホームページなどで店が紹介されている。「浦和うなぎまつり」は例年、5月に開催。今年も遠方からの観光客や家族連れなど約4万5000人の人出でにぎわった。