手ごろな価格の逸品
他の家具に使う古材も厳選している。アメリカの納屋で使われていた古材であるバーン・ウッドは長い間雨風にさらされた独特の風合いが特徴だが、現在は入手困難となっている。今回は、今までに培ったコネクションをいかしてバーン・ウッドを入手し、書架やテーブルに作り替えた。
こうやって作られたリプロダクトのメリットは、アンティークと比べ、比較的安価で手に入り、壊れにくいことなどがあげられる。「今までは手の届かない存在だったアンティークを、身近に楽しんでいただけると思います」と古島さん。
また、単に原型を忠実に再現するだけでなく、精肉店や病院で使われていた機材を家具に作り替えるなどの遊び心も凝らされており、一点一点に込められたストーリーを聞くのも楽しい。