フランス通信(AFP)などよると、解放された4人はティエリ・ドアさん(32)、ダニエル・ラリブさん(62)、ピエール・ルグランさん(28)、マルク・フェレさん(46)。ニジェール北部のアルリットにある仏原子力大手アレバのウラン加工施設で勤務中、イスラム武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQIM)」に拉致された。仏当局によると、(10月)29日に解放され、マリ北西部で発見された。
4人とも健康状態は良好で、家族と抱き合い、涙を流して喜び合った。代表としてドアさんが「本当にうれしい。一生に一度のつらい試練だった」と、感謝の言葉を述べた。
ただ、4人とも待ち構える報道陣の質問には一切答えず、空港を離れた。
「民間資金」否定せず
手放しで無事解放を喜べない事情がある。仏高級紙ルモンドは、匿名の情報筋の話として、「イスラム教徒の聖戦主義者とその仲介者に身代金として2000万ユーロが支払われた」と報道。AFPもニジェールの交渉チームに近い筋からの情報として、「2000万~2500万ユーロが支払われた」と伝えた。身代金の出所について、アレバではなく政府の諜報機関の可能性が高いとしている。