誘拐当時、「AQIMが最低でも9000万ユーロの身代金を要求した」と伝えられていた。
これに対し、ローラン・ファビウス仏外相(67)は、民放テレビTF1で、「公的資金は一切支払われていない」と語った。ただ、民間資金が使われたのかとの質問には答えを濁し、身代金支払いを明確には否定しなかった。
仏は1月、クーデター後にイスラム武装勢力が各地を制圧したマリに対し、旧宗主国として軍事介入に踏み切った。これに対し、武装勢力は報復措置として仏人を次々に拉致している。
仏政府は公式には身代金交渉に応じない姿勢を示してきた。しかし、10月30日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11年に、マリで誘拐された3人の解放のため、仏政府が1700万ドル(約16億7000万円)を支払ったと伝えており、これまでも“裏取引”を行っていたとの見方が出ている。
中東・アフリカでは、なお7人の仏人がイスラム武装勢力の人質になっているという。(SANKEI EXPRESS)