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演じていたとき自分は何を考えていたのかな アシュトン・カッチャー 映画「Steve Jobs」 (2/3ページ)

2013.11.1 13:00

 「それはジョブズは人を射抜くように見つめるということだった。ただじっと座り、何も言わずに、それもかなり長い時間ずっと。ほとんど相手に居心地を悪くさせるくらいまでね」

 考えてみれば、相手から面白い発想や意見を引き出すのに、なかなかうまいやり方だと感じた。「(社内で権限を持つ)ジョブズは少し不満であるかのように誰か部下を凝視する。見つめられた方は、普段の5倍は一生懸命努力するんだよ。すると、ジョブズが知らないこと、予想さえしないことを話してしまうこともあるんだ。情報をたたき出すという感じかな」。ちなみに、ジョブズは聞きたかった情報を聞き出したら、そこで凝視をストップするらしい。凝視は、あくまで焦燥感をあおり、心を操作するだけのものだからだ。

 5%の否定論拠

 スクリーンに映った自身を見て、つくづく考えたのは、ジョブズに似ているとか、似ていないといったレベルの話ではなかったようだ。「関心があるのは、演じていたとき自分は何を考えていたのかなということですよ。『ワオ! あれを演じながら、何を考えていて、あんな表情になったのかな』。そんな感じです」。そもそも、撮影後に作品は自分の頭の中でこうなるだろうと思っても、編集やクリエーティブなプロセスを経るから、まったく違ったイメージのものができてしまうことは珍しいことではないという。

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