許氏は北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長の名前を挙げ、「金氏が背後で動いているので、今回は成功する」と周囲に自信を示していたともいう。金氏は、金正恩(ジョンウン)第1書記に次ぐ序列2位で対外的には国家元首の役目を果たす。10月末に訪朝したモンゴルのエルベグドルジ大統領とも会談した。
外交筋によると、モンゴル側は、大統領も落札を事前に知らされていなかったとされ、北朝鮮がモンゴルのどのレベルに働き掛けてア社が浮上したかは不明だ。ただ、首脳らは自国企業の落札を歓迎しているという。
「マイナスなし」
北朝鮮との関係が深い、元小結旭鷲山でモンゴルの首相補佐官を務めるダバー・バトバヤル氏は産経新聞の取材に、自身の関与は否定した上で「国と国でないと話がつかない。モンゴルが一緒に頑張れば解決すると思う」と述べた。
朝鮮総連幹部内では既に「毎月、賃貸料を払い、本部として使う予定だ」との認識も広がっているという。