「“大人として我慢しよう”と思いながら成長していくうちに丸くなってしまい、昔だったら怒っていたセンサーが何とも思わなくなっている瞬間が来るんじゃないか心配で」(ハルカ)
23歳を迎えた2人が、そんな不安を抱えつつ、この社会をどう歌で斬っていくのか楽しみだ。(音楽ジャーナリスト 伊藤なつみ/SANKEI EXPRESS)
■ハルカトミユキ 大学のサークルでハルカ(左)とミユキ(右)が出会い、お互い異端児だったことから意気投合し、結成。ハルカは銀杏BOYZ、ミユキはニルヴァーナのファンだったという。昨年11月にe.p.『虚言者が夜明けを告げる。僕たちが、いつまでも黙っていると思うな。』でインディーズからデビュー、今年3月にe.p.『真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。』発表。ともにタイトルが短歌になっている。代表曲は「Vanilla」「マネキン」など。