料理が得意という永作は自分の母親からレシピを“皆伝”されたのだろうか。「母から何かを教わったという記憶はありません。幼い頃から台所に立つ母親の姿を見て『私もやってみたいな』と興味があったので、台所に立つ機会は多かったです。今、気がつけば、私が作る料理の味は母の料理と同じ味になっていましたね。使う材料の量や具の選び方はいつの間にか覚えていました」。ちなみによく母親が大量に作ってくれたのは、煮物やけんちん汁だそうだ。
まだ幼い子供たちに残したいレシピは何だろう。「私は私の人生を生き、働きながら子育てしている。だから、子供たちが大人になったとき、『お母さんは働きながら自分たちを立派に育てたんだ』と納得してくれるように、子供たちに恥ずかしくない背中を見せていこう。漠然とですが、そんな気持ちはありますね」。11月9日、全国公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:伴龍二/SANKEI EXPRESS)
■ながさく・ひろみ 1970年10月14日、茨城県行方(なめがた)市生まれ。テレビドラマ、舞台、映画と幅広く活躍。主な映画出演作は、2007年「人のセックスを笑うな」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」、11年「八日目の蝉」など。「八日目の蝉」では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など各賞を総ナメにした。