中国人が資金洗浄
急騰した理由の一つは、多額のアングラマネーを抱えた中国の富裕層(特権階級)が大挙、資金洗浄目的でビットコイン市場に参入したためとみられている。迅速、廉価に加えて、ビットコインの一大特徴は情報の秘匿性にあり、金融機関を通さないで決済するので資金の流れが分からない。さらに、プログラムが暗号化されているので、通常は所有者やその保有額を特定することもできない。
先月(10月)には、違法薬物のサイバー闇市場として悪名をはせてきた「シルクロード」が米連邦捜査局(FBI)の摘発を受けて閉鎖されたが、決済にはビットコインが使われていた。
ビットコインの盗難はこれまでも何回か起きていたとみられるが、4100ビットコインの高額は前例がない。事情に詳しい識者は匿名でABCに「大きな警鐘だ。もともと、犯罪を引きつけやすい性質を持っているだけに、価値の向上とともに『銀行強盗』の多発が懸念される」と述べた。
米国をはじめ各国の金融当局はビットコインを扱う取引所に登録を義務付け、送金する人物を特定するよう求めるなど規制に乗り出したが、「規制強化で低コストと迅速性という仮想通貨の魅力が失われる」(米エコノミスト)との声も上がっている。(SANKEI EXPRESS)