政界引退後初めて応じた記者会見で、原発ゼロを強調する小泉純一郎元首相=11月12日午後、東京都千代田区内幸町(小野淳一撮影)【拡大】
その上で「自民党は国民世論に敏感な政党だから政権を長く担当した。『原発ゼロが望ましい』という国民の声が届けば首相だって気づいてくれる。長いようで、それが民主主義として必要ではないか」と“小泉節”を全開させた。
靖国、尖閣は支持
一方、首相の靖国神社参拝をめぐっては、「(参拝した)私が首相を辞め、その後の首相は一人も参拝していないが、日中問題はうまくいったか」と述べ、参拝の有無にかかわらず日中関係が悪化しているとの認識を表明。ただ、昨年12月の就任以降、参拝に意欲を見せつつ実現していない安倍首相に対しては「今の対応でよい」と述べるにとどめた。
中国が領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)については、「(日本政府が尖閣は日本固有の領土という)考えを変える必要はない。毅然(きぜん)と、はっきりと述べることが大事だ」と断言した。首相の靖国参拝を批判する中国側の対応については、「時が来れば、中国は大人げなかったと恥ずかしい思いをする」と非難した。