伝統楽器でお祭りロック
わが国日本でもグローカルなアーティストが続々と現れているが、その最先鋭がお祭りロックバンドを自称するアラゲホンジ。本格的に伝統楽器を学んだリーダーの齋藤真文を中心に、ギターやドラム、篠笛に和太鼓、そしてダンスパフォーマーまで加わった5人編成。ライブでは、さらにサポートも交えてお祭り騒ぎになるらしい。2作目となるアルバム「たからかぜ」もそんなライブ感に満ちた楽曲をたっぷり収録。彼らの手にかかれば、福島の「相馬盆唄」や石川の「加賀ハイヤ」といった各地の民謡が、グルービーなダンスビートにアップデートされる。オリジナルナンバーもメロウでポップな楽曲が多く、「民謡+ロック=色モノ」もしくは「民謡はダサい」という固定観念を、見事にぶっ壊してくれる痛快なグループなのだ。(音楽&旅ライター 栗本斉(ひとし)/SANKEI EXPRESS)