ベルギー・首都ブリュッセル【拡大】
鉄壁守備こじ開けた
わずか1カ月で日本は劇的な変化を遂げた。セルビア、ベラルーシを相手に中央突破に偏る単調な攻撃に終始し、零封負けを重ねたのが10月の欧州遠征。攻撃が活性化した今回は格上のオランダ、ベルギーから計5得点し「勝ち点4」を稼いでみせた。
特にベルギーはW杯欧州予選A組を10戦無敗、わずか4失点で突破した鉄壁の守備を誇るチーム。その守備陣の壁をこじ開けた意義は大きい。
日本はこれまでパッとしない結果が続き、アルベルト・ザッケローニ監督の手腕や強化の方向性を疑問視する声も出ていただけに、年内最後の試合で強豪を破り、W杯イヤーを前にチームに漂う停滞感を一掃できたのは大きな収穫だ。
長谷部は「特別何かをやったわけではない」と強調する。だがチームへの視線が厳しくなる中で攻撃的姿勢を貫こうとする指揮官の期待に応えようと、それぞれが現状打破へ動いた。
まずはベースとなる前線からのプレスへの高い意識。オランダ戦では大迫が最前線で鋭くパスコースを切り、ベルギー戦では連続フル出場の本田が猛然と相手を追い込む姿が印象的だった。