「クリスマスはあまりいい記憶がないんです。誕生日が1週間前の12月17日なので、プレゼントやケーキも一緒にされてしまうんです」と悔しがる、女優の高梨臨(たかなし・りん)さん=11月13日、東京都文京区(中鉢久美子撮影)【拡大】
王子様を見ている?
あまりラブストーリーに縁がなかったという高梨が登場するのは「Story1 イヴの恋人」。ウェブデザイン会社社長の黒山和樹(玉木宏)は、過去の苦い経験から、自分に近づいてくる女性は皆「金目当て」だと思っている。唯一の趣味といえば自宅でのDVD鑑賞。一方、佐々木玲子(高梨)は、女優の夢を諦め、クリスマスイブに養護施設で上演する劇を最後に故郷へ帰ろうと悲壮な決意をしている。独身で恋人がいない点を除けば、まるで違う世界に身を置くこの2人が、黒山が行きつけのおしゃれなレストランで出会い…。
12年に復元された3階建ての丸の内駅舎、東京ステーションホテル、新幹線などで撮影は行われた。高梨がもともと東京駅に抱いていたイメージは「新幹線に乗るためによく使う場所かなあ。オフィス街の中にあって、社会人、大人が集うところ。遊ぶ対象ではなかったかな」。だがロマンチックに演出された東京駅で撮影を重ねるうちに、すっかり印象が変わってしまったという。JR東京駅の八重洲口には、船の帆をイメージした白い屋根(長さ230メートル)で覆われた商業施設「グランルーフ」もオープンしたばかり。「駅を楽しむために遊びに来てみたくなりました」