隣のバリ島に訪れる大勢の観光客を、なんとかしてバニュワンギまで呼び込みたいというのが地元の強い願望なのだ。
≪世界目指して アジアを駆け抜ける≫
レースが開催されたのは、ジャワ島東端の小さな街やその郊外だったにもかかわらず、コースとなる道は大勢の観客でにぎわっていた。とくに学校単位で観戦に繰り出す子供たちが多く、目をキラキラとさせて、選手たちに声援を送っていた。
親日国としても有名なインドネシア。そんな子供たちの中には、日本の国旗を持っている子や、カタコトの日本語で話しかけてくる子もいるし、チームに帯同する通訳の大学生は驚くほど流暢(りゅうちょう)な日本語を話していた。多くの日本企業がインドネシアに進出していることや、出稼ぎ先として日本が人気なこと、マンガやアニメなどの日本の若者文化の浸透などが背景にあるのだろう。どこでも日本人選手や関係者たちは温かく迎え入れられた。
レースは、日本からもナショナルチームを含む3チームが招待され、第3ステージでは、愛三工業レーシングチームの福田真平が集団でのゴールスプリントを制して優勝した。