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シャネル・ネクサス・ホールに響く真実の調べ 指揮者・大山平一郎氏と若手音楽家たちによる室内楽 (2/3ページ)

2013.11.26 16:30

3夜連続公演の最後を飾ったドボルザークの弦楽六重奏曲。左から時計回りに千葉清加、長尾春花、金子鈴太郎、辻本玲、大山平一郎、中田美穂の各氏(小原泰広氏撮影、提供写真)

3夜連続公演の最後を飾ったドボルザークの弦楽六重奏曲。左から時計回りに千葉清加、長尾春花、金子鈴太郎、辻本玲、大山平一郎、中田美穂の各氏(小原泰広氏撮影、提供写真)【拡大】

  • アーティスティックディレクターを務める指揮者でビオラ奏者の大山平一郎氏。若い演奏家の自発的な音楽に期待を寄せながら、音楽の本流を追究する(小原泰広氏撮影、提供写真)

 アーティスティックディレクターを務める世界的指揮者でビオラ奏者の大山平一郎氏は、このような思いを胸に才気にあふれる若い演奏家たちと音楽を奏でる。彼らは内外の名だたるコンクールで数多くの優勝、入賞歴を持ち、海外に拠点を置いて現代の名匠と共演を重ね、既に一流オーケストラの首席奏者を務めるなど、早くから注目を集めてきた精鋭だ。大山氏は、自ら考え、自らの言葉で説明し、自発的に意見を交わし合って音楽を作り上げようとする俊英たちの姿に、ほほえみのまなざしを送りながら、伝統に根ざした音楽の本質に肉薄する手を緩めない。重厚なプログラムを組み、濃密なリハーサルを共にして、舞台上の響きに昇華させていく。

 「音楽の本流とは受け継がれるべきもので、誰かが発明したり、占有するものではないことは明らかです。教えられ、経験してきたことを若い世代に伝えることは私の責務です」

 そう語る大山氏は、歴史的ビオラ奏者のプリムローズに学び、20世紀を代表する指揮者のジュリーニから格別の信頼を寄せられた。師の身辺にはハイフェッツやゼルキンをはじめ19世紀以前のヨーロッパの伝統を肌で知る偉大な演奏家が集い、楽譜の紙背に潜む音楽の真実を目の当たりにしている。

若い演奏家とともに考え、演奏して、音楽の本流を追求

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