へし折られた鉄骨
ロイター通信やフランス通信(AFP)などによると、事故で競技場の東側が大きく壊れ、天井部分の鉄骨が途中からへし折られるように崩れ落ちた。観覧席の部分は無事だったが、競技場の外壁に取り付けた世界最大の液晶パネル(幅170メートル、高さ20メートル)の一部も壊れた。昼休み中だったため、現場に作業員は少なかったが、死亡した2人は鉄骨などの下敷きになった。
事故原因は当局が調査中だが、地元メディアは、工事中のクレーンが競技場の構造物と衝突したか、つり上げていた骨組みや鉄鋼の重みにクレーンが耐えられなかったことが原因と報じている。
競技場の建設工事は2011年5月にスタート。毎日1500人の作業員を動員し、12月中の完成を目指している。建設費は10億レアル(約438億円)で、これまでに工事の94%が終了したという。W杯では開幕戦や準決勝など計6試合を予定しており、収容人数は約6万8000人。W杯後は、クラブワールドカップで昨年、世界一となった地元サンパウロのチーム「コリンチャンス」の本拠地となる。