「中国の研究者や取材者に対して『中国を予測するな』というジョークめいた忠告があるのよ」。クレイマンはこう前置きしたうえで、それでも今後、表現の自由を縛る堅牢な体制に変化が起きかねないとの思いも吐露した。「アイ・ウェイウェイもそうだったけれど、多くの指導者層の子弟、学生たちが海外へ留学しています。一度自由を享受してしまうと、それ以下の状況には耐えられなくなると思うの」。11月30日から全国順次公開。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS)
■Alison Klayman 1984年、米フィラデルフィア生まれ。ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画作家。2006年、ブラウン大で歴史学の文学士号を取得し卒業。06~10年まで中国で暮らし、AP通信などのラジオ、テレビ番組特集を制作。本作は12年のサンダンス映画祭で審査員特別賞と挑戦の精神賞を受賞した。北京語とヘブライ語を話す。
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