日本は「日米は全く微動だにしていない」(菅義偉(すが・よしひで)官房長官)と信奉するだけでは、米国が中韓両国にも配慮を示している以上、はしごを外されかねない。日本を見透かすように、韓国国防省関係者は8日、韓国の民間航空機が中国の防空識別圏を通過する際、中国への飛行計画提出を認めることを政府内で検討していることを共同通信に明らかにした。米国に続き韓国も提出を容認すれば、中国の防空圏への対応で足並みの乱れが一層露呈する。
一触即発を避けるには外交の力が必須だが、有事には日本は自力で難局を打開する覚悟を決めなくてはならない。(SANKEI EXPRESS)
■飛行情報区(FIR) 国際民間航空機関が設定した航空管制空域。各国がそれぞれ管轄し、管制業務や航空機への情報提供を行っている。各国の領空も含むが、主に航空交通の円滑な運航を考慮して設定されており、領空侵犯に備え設定される防空識別圏とは異なる。