沖縄県那覇市の那覇基地からスクランブル発進する航空自衛隊のF15戦闘機=2013年12月10日(大山文兄撮影)【拡大】
これらを着実に実行して中国との軍事バランスの確保に努めることが、平和への近道だ。
日本は中国に対抗する十分な国力を持ち続けることができる。内閣府の3年前の試算では、2030年の中国GDPは世界一で日本の4倍になるとされた。今ではこの試算通りに物事が進むのか疑わしい。中国経済の失速が取り沙汰されている。急速に進む少子高齢化や深刻な環境汚染は成長を阻害する。
中国要人やその親族は外国の国籍や永住権を取り、膨大な資金を海外へひそかに移しているとされる。自国の前途に自信がないのだろう。
仮に中国のGDPが日本の4倍になっても、日清戦争(1894~95年)のころに戻るだけだ。当時の清国の経済規模も日本の4倍だった。
明治の日本は単独で清国に対処して、独立を守った。現代の日本はもっと恵まれている。アジア回帰を掲げていても腰が定まらないオバマ政権ではあるが、圧倒的な力を持つ米国との同盟は、活用しがいのある財産だ。