南アフリカ・東ケープ州クヌ【拡大】
生前に希望
農村地帯クヌは、近くのムベゾ村で生まれたマンデラ氏が子供時代を過ごした場所。マンデラ氏は、既に他界した自身の子供3人と並んで埋葬されることを生前に希望していた。
会場を見下ろす小高い丘には地元住民らの姿も。ヨハネスブルクから車で12時間かけて夫(56)と娘(26)と来たという白人女性、ルイーズ・アーモンさん(55)は「今日は(マンデラ氏の)家族のための儀式。私たちはここから最後の別れを言います」と笑顔で話した。
クヌ近くのウムタタに住む黒人の女性教師、ゾドワ・ムディガンさん(40)は「彼の死は受け入れがたいほど悲しいが、われわれの住む故郷に戻ってきたのはうれしい。本人が望む場所で、ゆっくりと眠らせてあげるのは正しいことだ」と語った。
人種差別を制度化したアパルトヘイト政策と闘ったマンデラ氏は、27年半の獄中生活に屈せず、1990年に釈放され、93年にノーベル平和賞を受賞。94年に黒人初の大統領に就任し、1期5年務めた。(SANKEI EXPRESS)