【ワインのこころ】
今年も『香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア(香港國際美酒展)』の取材に出かけましたが、ブースを回っていて、やはり、気になったのは、泡物! 南アフリカ(以後南ア)のスパークリングワインに注目してみました。
折しも、今月(12月)5日に、南アのネルソン・マンデラ元大統領死去のニュースが流れ、氏の不屈の精神力やその影響の大きさを改めて実感したところですが、南アのワインの変化もアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃にかけたマンデラ氏の存在あってのことです。1994年にマンデラ政権が発足し、ワイン業界も輸出拡大に向けて大きく変化していきます。現在、南アはワイン生産量でも世界のトップ10にランクインしています。
エイボンデール・アルミラ・ブリュット(日本未輸入)はシャンパン製法ですが、南アではキャプ・クラッシックと呼ばれています。シャルドネ100%で、切れがあり、蜂蜜やビスケットの要素を感じる味わいでした。