【Fashion Addict】
今から約1世紀前に、カナダの極寒の地で誕生したブーツブランド「SOREL(ソレル)」。脱着可能な二重構造のラバーブーツは、その耐寒性と耐水性からウインタースポーツの愛好家を中心に圧倒的な支持を集めてきた。そんなソレルのブーツがここ最近、ファッションアイテムとしての注目も集めている。その秘密は高い機能性に加え、飽きのこないデザイン性にもあるようだ。
ミドル丈「カリブー」
昨年(2013年)2月に開催された世界的なファッションの祭典、2013年秋冬シーズンのニューヨークコレクション。雪がちらつくニューヨークで、街を行き交うモデルやスタイリストが愛用していたのがソレルを代表するブーツ「カリブー」だった。
ミドル丈のカリブーは、耐久性の高いウオータープルーフのレザーが使用され、足の甲から下の部分はナチュラルラバー(天然ゴム)で作られている。レザーとラバー部分は3重のステッチで縫い合わされ、ステッチの裏側にはより防水性を高める加工も施されている。さらに内側には脱着可能なフェルト製のインナーブーツがあり、極寒の地でも温かく足を包み込む。