また2013年秋には、ソレルとして初めてファッション性をより高めた秋用のブーツを発表。中でもオレンジ色のヒールが印象的なブーティー「メディナレインアンクル」は、レインシューズとは思えないデザインだ。ソレルが長年にわたって培ってきた防水性と耐久性、それに美しさが加わった注目の一足といえる。
ソレルの広報担当、コロンビアスポーツウエアジャパンの久野繭記さんによれば、雨の日もそうでない日も使えるようにデザインされたという。「通勤にレインブーツを履く方が増えましたが、このデザインだったら雨がやんでもスタイリッシュに決まりますよ」
雪山用ブーツに革新
ソレルは1908年、カナダのオンタリオ州で誕生した。その後72年に、世界に先駆けてレザーとラバーボトム、脱着可能なフェルト製の裏地というコンビネーションの「カリブー」を発売。カリブーの登場によって、重く蒸れやすいという印象があった雪山用のブーツに革命を起こした。カリブーはウインターブーツの原型として各ブランドに影響を与えたほか、いまも世界中の雪上で愛用され続けている。