また、昨年(2013年)はNHK「みんなのうた」で「カチャーシ☆ブギ」が取り上げられ、歌人の俵万智(たわら・まち)が作詞した「がんば」や、同郷の先輩バンドBEGINと共演した新石垣島空港のPR曲「おかえり南ぬ島」などを収録したアルバム「ダックァーセ!」もロングセラー中。もはや全国区でブレーク必至のバンドといえるだろう。
ディープな音楽性
もう1組注目したいのは、ポニーテールリボンズ。こちらはポカ=ユイチンとリトル=コフスキーという謎の2人組だ。もともとインディーズシーンで人気のフロントマンだったメンバーが、お遊びで始めた打ち込みユニットが発展し、2010年にCDとライブDVDの「濃ピンク濃ライフ」をリリースして本格的にデビュー。バカバカしい内容の歌詞とサングラスにホットパンツという異様なファッションで踊る強烈なパフォーマンスが話題となるが、テクノやハードコアから三線の響きやカチャーシーまで取り入れたディープな音楽性は侮れない。完全に2人だけで取り組んだ新作「ベリーグッド」もシニカルな笑いに包まれた力作。現在、全国区でライブ展開も行い、話題沸騰中の彼らにも期待したい。(音楽&旅ライター 栗本斉(ひとし)/SANKEI EXPRESS)