杉本容疑者は中学卒業後、神奈川県内の県立高校に進学したが、ほとんど学校に行かず退学。1年ほど前には娘が生まれ、その時期と前後して妻と結婚したが、その後は杉本容疑者の家庭内暴力が原因で別居していたとみられる。「妊娠が分かったころから手を上げるようになった」。妻は周囲に、こう漏らしていたという。
職を転々とし、1年半ほど前まで地元のパチンコ店に勤務。近くの別のパチンコ店には不定期で客として訪れていた。この店の関係者は「羽振りがよく、自分の金で後輩を遊ばせていた。最初の逮捕前も店の前で歩いていたのを見たが、まさかこんなことをする男だったとは…」と話した。
杉本容疑者は勾留手続きを終える前に逃げ出したため刑法の逃走罪は適用されないが、逃走の事実は裁判で不利に働く可能性が高く、逃走の“代償”は負うことになりそうだ。(SANKEI EXPRESS)