北方領土交渉は不可能
この声明が(2013年12月)26日に出されているということが重要だ。ロシアは中国や米国の反応を見て、それに追随したのではなく、自らの判断で対日非難に踏み切ったということだ。内容も極めて無礼だ。まず、「東京の政府は、この神社への参拝が第二次世界大戦による日本の侵略によって苦しんだ人々によって痛みを伴って受け止められることを、よくわかっている」という表現は、安倍首相が中国や北朝鮮、韓国、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、インドネシアなどの近隣諸国の人々に「痛みを与える」という悪意をもって靖国神社を参拝したという認識を示したものだ。
さらに日本社会では、「世界で一般に受け入れられている第二次世界大戦の結果の評価と異なる偏った見解を押しつけようとする一部の勢力」が策動を強めていると非難する。それでは一部の勢力とは具体的に誰を指すのだろうか。この声明では、「日本政府の長のこのような行為(靖国参拝)に、遺憾の意を表明せざるをえない」と述べているので、一部の勢力の首魁は安倍首相ということになる。