差出人は井上死刑囚。中川死刑囚が「ポアできる薬の効果を確かめようと点滴したら死亡した」と話したのを聞いたという。「ポア」は、教祖の麻原彰晃死刑囚(58)=本名・松本智津夫=が「殺害」の意味で用いていた言葉だ。
だが、面会した中川死刑囚は「積極的に何かをしたということはない」と否定。2004年に接見した際は中川発言について語らなかった井上死刑囚に対しても、「なぜ7年もたって明かすのか」と不信感が募った。
父の生まれ変わり
「己の罪の重さにお詫びの言葉もありません」
昨年(2013年)7月、平田被告が書いた手紙4通が届けられた。几帳面な文字で謝罪の言葉がつづられていたが、心には届かなかった。
「示談金を支払いたい」との申し入れには「真相の究明に協力することを約束します」との項目を加えることを条件に応じた。公判で被告に有利な情状となる可能性はあるが、ひとえに「真相に近づきたい」との思いがあるからだ。